シーズン終わりのナチュラル撮影セッションの後は、BMX100日チャレンジ中。ビビリ&運動音痴でも楽しくじわじわ上達するためにどうしてきたか

  • COLUMN
FROM Naoki Gaman2752 views

こんばんは。SnowscootMagazine編集担当のナオキングことガマンナオキです。
青森はまだ肌寒い日もあったりしますがだいぶ暖かく(場所によっては暑く?)なりましたね。全国のスノースクートライダーのみなさんはいかがお過ごしでしょうか?
今回のマガジンでは、シーズン終わりに撮影した写真のご紹介と、最近気合が入っているBMXの話、そしてビビリ&運動音痴のわたしが楽しくじわじわ上達していくためにやってきたことを少しお伝えしようと思います。

 

2020シーズン終わりのフォトセッション

今年はスキー場のクローズが早まり4月後半にはシーズン終了してしまいましたが、終わり間際にスノーボーダーの友達とナチュラルJIBセッション(わたしは撮るだけ)をしに行って今年も色々と攻めた写真を残すことができました。

パークのように用意されたものではなく、山の中を歩いて自然が作ったセクションを探していくスタイル。やるほうも撮る方もパーク以上に想像力が試されている気がして、色々と過酷なんですが本当に楽しいです。スノースクートでもこういう自然の中でのかっこいい写真を撮りたいので、我こそはという方がいたら来シーズンぜひご一緒しましょう!

 

「100日後にフィーブルできるわたし」をやっています

その後はBMXシーズンにシフト。イベントや大会の中止や延期、そしてSTAY HOMEな日々のためここ数ヶ月青森にいるわけなのですが、ガッツり乗っているBMXライダーが少なく、GW帰省ライダーも今年は帰って来れずでBMXのライディング写真はあまり撮れていません。切ないですが、こんな機会はめったにないので自分のライディングスキルアップの時間にもしようと考え100日チャレンジをしています。目標はフィーブルグラインド。タイトルは「100日後にフィーブルできるわたし」です。(ワニからインスピレーションを受けました)

フィーブルはグラインドの基本と言われていて、そんな練習しなくてもできるよ、と言う人がたくさんいるのですが、ビビリのせいなのか運動音痴だからなのか、単純に練習不足なのか、まだできません。あちこち動いているときは移動含め色々忙しくて乗る時間が少なかったのですが、この機会に気合いを入れて100日頑張ったらさすがにできるだろうということで、毎日の仕事後、夕方に1時間くらい時間を作ってやってみています。

まずはバニーホップで余裕を持って組みコーン(カラーコーンを2つぴったり組み合わせたもの。わたしのコーンだと35cm〜40cm無いくらい)を越えられるようになるのが第一目標です。物越えはただ跳ぶよりもはるかに難しく、今はまだ20cm弱くらい。進歩が遅いですがわたしはそもそもバニーホップ的な動きで2cmくらいの高さの木片を飛ぶまで3年くらいかかり、今までの最高記録は10cmくらい(1回飛べたきりで2度と飛べてなかった)なので個人的にはかなりの進歩です。

100日後は8月後半のお盆明けくらいですが、その頃にはどうなっているか…?これでできなかったら悲しすぎますが、数年前に両膝を疲労骨折するまで頑張った壁フェイキーは今では唯一の得意技なので、いまのところできる気しかしていません。全国、海外のBMX友だちに会えない日々が続いていますが、次会うときにはドヤ顔でフィーブルを披露できるように頑張ります。

日々の様子はTwitterで連載しています。バニーホップだけだと行き詰まるので他のこともやりつつ楽しくやっているので、Twitterをやっている方がいたらよかったら覗いてみてください。最近BMXをはじめたスノースクートライダーさんも多いようですが、わたしは難しいことはやっていないので(できない)、練習内容の参考になるかも?一緒に楽しみましょう!
バニーホップの練習の仕方は次回の我満隆担当のマガジンで動画が出ますのでそちらもぜひお楽しみに!

 

BMXもスノースクートも怖いですよね、という話

そんな感じで、毎日BMXでバニーホップをやっていて自分のビビリっぷりと身体能力の低さを改めて痛感しているのですが、それはスノースクートでも同じで、ある程度自由に滑ることができるようになるまではだいぶ苦労しました。

このマガジンを担当しているわたし以外のメンバーは、Jykkライダー&スタッフ(BMXライダー)ということで、もちろんそれぞれが見えないところでかなりの努力をしていますが、一般的な視点から見ると身体能力が高かったり、マインドが突き抜けていたりと、「ライダー」になれるだけの資質を持った、いわば「デキる人」たち。一緒に滑っていても「怖い」「難しい」と思うことのベースが全然違ったりします。

そんなすごいみんなのHow toのようにタメにはならないかもしれませんが、一般人(よりも運動能力が低い?)だけどずっと続けていたらなんとか人並みにスノースクートできるようになったわたしの練習方法や気持ちの持ち方を、具体例を出しつつちょっとだけご紹介していきたいと思います。初心者の方や、なかなか上手くなれずに悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

 

考えすぎずにとにかく乗る

全てにおいてこれに尽きるとは思いますが、やっぱり乗ることです。スノースクートを始めたシーズンは会社員をしていたので週末を中心に滑っていましたが、毎週末ひとりででも近くのスキー場に行って滑っていました。
ローカルスキー場の一人乗りリフトをひたすら回して、リフト乗り場の時計でリフトに乗ってから1本滑り降りるまでの時間をチェックして自分の上達具合を確かめていました。
乗れば乗るだけ上達しているのがわかったし、リフト乗り場のおじさんも「おぉ!もう降りて来たか!だんだん速くなってきたな!!」とプッシュしてくれて楽しかったです。
なかなか上達しない時はいつも、乗る時間が足りないんだ、もっと乗ればできるはず、と思っています。

 

怖いなら無理はしない、できるイメージが浮かぶ日が必ず来る

スノースクートでのはじめの難関は「スピードを出して滑ること」でした。徐々に速くはなってきていたものの、先輩ライダー達と滑ると全然ついていけません。なぜだかわかりませんが始めたばかりの頃はスピードを出すと転んで足が折れるイメージしかありませんでした。(未だに謎)
そんな時に複数のライダーさんからもらったアドバイスは、「誰もいない綺麗な斜面で限界まで直滑降をしてみる」でした。それも初めは5〜6メートル直滑降するだけで恐怖で、そのスリルがどうしても嫌でほとんどチャレンジできずにいました。

が、そのまま数年経ったある時ふと、ここからあそこまで直滑降してみようかな、という気分になる時が来ました。やってみると全く怖くなくちゃんと止まれるしむしろ楽しい。それ以降少しずつそんなタイミングが増えてきて、今では広くて誰もいなくて急すぎない斜面でスピードを出して滑るのは楽しみのひとつになりました。

 

トリックもできることから徐々にやる、ある日突然身体が動く

例えばキッカーを飛ぶ時、本来であればランディングまで届くように飛ぶのが衝撃も少なく良いやり方ですが、わたしはまず、ちょっと飛んでみるところから始めています。なぜなら無理なスピードで飛んでまくれるのが怖いからです。(まくれる=スピードと飛び出しのGに負けて後傾になること。)
まずはテーブルに乗るくらい、まくれず飛べて怖くなかったらもうちょっとスピードを出して、というのを繰り返して徐々に身体をならして行きます。落差が大きいキッカーではできませんが、テーブルトップや落差の低いキッカーを見つけてこうやって慣らしていくと怖くありません。初めて飛んだ時は飛び出してから着地するまでの記憶が無くなるくらい怖かったのですが、徐々に慣れていきました。

身体が飛ぶことに慣れてくると、スピードアップしてランディングまで飛んでみようかなという気分になることがあります。そんな時が自分をプッシュするチャンスだと思っていて、少し怖さが残っていても、ちょっと勇気を出せば大体失敗せず飛べて、いい気分になれます。そうやって少しずつ自分なりに楽しい範囲を増やしていたら、空中で動ける日がある日突然やってきました。最高です。
まわりに焦らされる時もあるかもしれませんが、気にしすぎず、行けると思ったら行くのが良いと思います。全ては自分のタイミングで。

 

行き詰まったら他のことをやってみる

進歩が遅すぎて行き詰まることもありますが、そんな時は別のことを練習してみたり、スキーやスノーボードをやってみたりしていました。
スキーやスノーボードをやってからスノースクートをやると、なんて自由自在なんだ!と感じて楽しさ倍増。そしてなぜかスノースクートが少し上手くなりました。気分転換は重要です。

 

自分の進歩を喜ぶ

世の中にはたとえプロやメーカーのライダーでなくても身体能力が高い人がたくさんいて、自分より何年も後に始めたライダーや、初めて乗ったライダー、明らかに自分より乗っていないライダーに追い越されてしまうこともあります。
わたしも始めたばかりのライダーが自分が何年も練習していることをサクッとメイクしてしまったり、体験してみたい!と言って初めて乗った人が自分より上手かったりで、すごいなーと思いつつ、できない自分に悲しくなったことが何度もありますが、人と比べてもキリがないです。
そのライダーは身体能力が高いラッキーな人かもしれませんが、実は見えないところでコソ練していたかもしれないし、スノースクートは初めてでも他のスポーツを何年もやっていて筋肉モリモリなのかもしれません。全てはわからないので、上辺の情報だけで一喜一憂してもしょうがないですね。
ライバルの存在や負けず嫌いマインドは上達を後押ししてくれる大切なものですが、限度を超えると逆効果にもなりかねず、とらわれすぎると楽しめなくなってしまいます。極端に人と比べることは辞めて、自分の小さな進歩を喜べるようになればスノースクートライフは薔薇色です。

 

やりたいこと、なりたいイメージを持つ

ここまでの話を極端に解釈すると、頑張らなくてもいいや、別に上手くならなくてもいいや、となってしまいそうだと思われるかもしれませんが、それはそれでいいし、楽しめていればOKだと思います。
わたしの場合は、例えば初めてキッカーを綺麗に飛べた時、BOXで初めて回れた時など、ちょっと進歩できたときのあの何とも言えない良い気分にやみつきで、それがスノースクートの「楽しいポイント」のひとつでもあるので、これからもじわじわ頑張ると思います。
やりたいトリックもまだまだ山程あるし、フォトグラファーという仕事柄自分も写真映えするライティングがしたいし、とにかくカッコよく滑りたいとか、なりたいイメージもあるので、もういいや、と思ったことは今のところありません。

 

とにかく楽しむ

基本は楽しむこと。わたしもどうしてもやりたいトリックを練習していてなかなかできない時は苦しくなったりもしますが、楽しんでいれば乗る量も増えてスキルは勝手についてくるはずだと思っています。(例えばスポンサーがほしい、メーカーのライダーになりたい、大会で優勝したい、などの大きな目標を達成したい人は、苦しいことも乗り越えなければいけない時もあるかと思いますが…)
それになにより、別に上手くなくても、楽しんでいる人はかっこいいと思います。

この歳でこれ以上運動が上手くなれるはずがない〜もうダメだ〜などと年齢的な点で焦った時期もありましたが意外と大丈夫です。(年齢を気にすることはあまりしたくありませんが、一応お知らせするとわたしはアラフォーってやつです。)こういったスポーツの場合、人間の身体能力のピークは10代後半〜20代前半くらいとも言われていますが、それ以降、年齢とともに身体能力が衰えていくのは人間である以上仕方がありません。
もし昨日より今日の自分が進歩していたら、一日歳とったのに自分すごいじゃん!と思えば人生楽しいです。

 

というわけで、参考になるかどうかわかりませんがわたしが普段考えていることを少しだけご紹介してみました。
壊滅的に身体能力の低いわたし(運動音痴武勇伝はたくさんあるので気になる方は今度会った時に聞いてください。笑)でも、こうやって続けて13シーズン経ったらだいぶ上達できました。
小さいものならキッカーも気持ちよく飛べるようになったし、BOXスライド360も、BOXが猛烈に低ければバースピンアウトもできたりします。レースで何度か表彰台に上がることもできました。だからきっと間違ってはいないと思います。

オフシーズンでBMXなどにチャレンジしはじめた方も、めちゃくちゃ難しいと思いますが行き詰まった時にはこんな考え方もあったなと思い出して元気になってもらえれば嬉しいです。JUST HAVE FUN!

関連記事一覧

HOW TOCOLUMN

Snowscoot × BMX!!ゲレンデで遊ぶ!BMXライダーの遊び方

こんにちは。ジックBMXライダー兼スタッフのヒデオです。 普段はジックジャパン事務所で仕事をしつつ、BMXライディングを…

FROM 渡邉英雄 5421 views
SETTINGPRODUCTSFROM RIDER

カスタムSnowscoot| Jykkライダー我満隆のスノースクート用ハンドルバーの話「高さのカスタム編」

JYKK SNOWSCOOT ライダーのガマンタカシです。 前回のマガジンでは僕が使用しているハンドルバーの幅について書…

FROM 我満 隆 4272 views
INFORMATIONPRODUCTS

20-21シーズンスノースクートの選び方|完成車・ボードセット・フレームキット各ラインナップとおすすめタイプをご紹介

2021年モデルのスノースクートの入荷まであと少し。現在各販売店さんでご予約受付中です。 本日は、2021モデル各ライン…

FROM JykkSnowscoot R&D 3287 views
COLUMNFROM RIDER

ザラメ雪、雪面のウネリ、そして春パーク。春には「楽しみながら滑りをレベルアップできる要素」がたくさん!!

Jykk Snowscoot ライダーの我満隆です。 ウインターシーズンも後半になりましたね。 地域によっては既に滑り収…

FROM 我満 隆 2180 views
COLUMNFROM RIDER

今シーズンの拠点に引っ越ししました!&ニュージーランド滞在中に通ったスキー場を紹介します

こんばんは!コウタです!! 12月は東京のJykk倉庫や事務所で色々と準備を進めていましたが、ついに今日、今シーズンの拠…

FROM 麻生航太 1954 views
HISTORYCOLUMNFROM RIDER

我満隆のスノースクートヒストリー「後編」|スノースクート業界の歴史的な出来事とその後

こんにちは! Jykk SNOWSCOOTライダーのガマンタカシです。 今日は昨日の続き、ガマンタカシがスノースクートを…

FROM 我満 隆 3541 views
COLUMNFROM RIDER

スノースクートで海外強化合宿!ニュージーランドからこんにちは!!

こんにちは!Jykk Snowscootライダーのコウタです!! 僕は今1人強化合宿で約2ヶ月間ニュージーランドに滑りに…

FROM 麻生航太 2462 views
PHOTO&MOVIEHOW TOFROM RIDER

ポジティブマインドで汗を流そう。動画で解説!「家の中や車庫でできる」スノースクートスキルアップトレーニング

Jykk Snowscootライダーのガマンタカシです。 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が要請されている地域もあり、…

FROM 我満 隆 2155 views

人気記事ランキング

HOW TO

基本がわかれば安全に練習できる!初心者向けスノースクートの滑…

13206 views
MAINTENANCEHOW TO

How toメンテナンス|Snowscootのエッジ調整をし…

12430 views
MAINTENANCE

How to メンテナンス|スノースクート唯一のベアリングパ…

8970 views
PHOTO&MOVIECOLUMN

「Can-Can / No Foot Can-Can 」足の…

7032 views
PRODUCTSHOW TO

【2019年版】スノースクート用ハンドルバーの選び方・人気B…

6698 views
MAINTENANCEHOW TO

How toメンテナンス|Snowscootのエッジ調整をし…

6563 views
PRODUCTSHOW TO

乗り味が大きく変化する!スノースクートのカスタムに最適なBM…

6520 views
PRODUCTSHOW TO

19-20シーズンスノースクート完成車の選び方|各モデルの違…

6395 views
HOW TO

難しそうに見えるけど実は簡単!スノースクートでリフトに乗ろう…

6333 views
HOW TO

スノーボードやスキーとほぼ一緒でOK!スノースクートをするた…

6013 views
MAINTENANCE

シーズン終了のメンテナンス #2|オフシーズンの保管は居間が…

5870 views
PRODUCTSCOLUMNFROM RIDER

初心者におすすめのモデルを徹底検証!はじめてのSnowsco…

5700 views
HOW TOCOLUMN

Snowscoot × BMX!!ゲレンデで遊ぶ!BMXライ…

5421 views
PRODUCTSCOLUMNFROM RIDER

カスタムSnowscoot|[BSD Gorilla Gri…

5191 views
COLUMNFROM RIDER

“10FISルール” 知っていますか?国際スキー連盟が定める…

5184 views

掲載時期別に見る

フリーワード検索