HAPPY NEW YEAR 2020!2020年はじまりの日なので、Jykk Snowscootのはじまりの話を。
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HAPPY NEW YEAR!新年あけましておめでとうございます。
2020年のはじまり、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
新年1回目のマガジンは、「はじまり」にちなんでジック スノースクートのはじまりについての話題をお届けします。
ウィンタースポーツの大先輩であるスキーは、100年以上前、1911年にオーストリア陸軍少佐のテオドール・エードラー・フォン・レルヒ氏が、新潟県で日本の陸軍に技術を伝授したことが、日本での本格的なはじまりと言われています。
新潟の歴史ある苗場スキー場にもレルヒ氏がモチーフの新潟県のご当地キャラ「レルヒさん」の写真が飾られています。
それから約80年の時が経った1990年代はじめ、ついにスノースクートが誕生します。
1990年代初頭:スノースクート誕生
考案者はフランス人のFranck Petoud氏。BMXライダーでもあった彼が、BMXのフレームとスノーボードを使って制作したものがはじまりです。
Franck氏が考案した翌年には、フランスの自転車メーカーSunnが製品化するというスピード感。それだけこの「スノースクート」という発明が素晴らしいものだったということがうかがわれます。当時の関係者の方々のワクワク感はきっと相当なものだったことでしょう。
1995-96シーズン:本格的な生産開始・日本への輸入もはじまる
Sunn社による製品化から数年後、ついに本格的に生産がはじまり、スノースクートが市場に出回ります。
日本でもこの年から「スノースクートジャパン」さんにより輸入、販売が開始されました。
それ以前にも個人輸入をして楽しまれていた方がいるという情報もありますが、正式に輸入がはじまったのがこの年です。
1996-97シーズン:ジック・ジャパンによる輸入販売開始
日本への正式輸入開始の翌年には、ジック・ジャパンにてSunn製スノースクートの輸入販売を開始しました。その頃のカタログはこんな感じ。歴史を感じますね。右上の写真のライダーが、Franck Petoud氏です。
2000-01シーズン:Jykk Snowscoot誕生
日本への正式輸入開始から数年、着実に知名度を上げ、ライダーも増えて行ったスノースクートですが、2000年頃、誕生からずっとスノースクートシーンを引っ張ってきたSunn社がスノースクート事業から撤退することになってしまいます。
これを受け、考案者のFranck氏はフランスにてINSANE T0YSというブランドを立ち上げスノースクートの生産を続けていくことを決断。
そしてここ日本では、ジック・ジャパンがJykk Snowscootというブランドを立ち上げ、日本発のハイクオリティな製品を開発していくことを決断しました。これが、Jykk Snowscootのはじまりです。
最初のJykk Snowscootのカタログは、白地にシルバーの箔押しSSロゴ。
シンプルなデザインの中に、イチからの挑戦に対する決意が感じられます。
それから約20年、みなさまのおかげでJykk Snowscootは本日も挑戦を続けられています。
古いカタログを見ると、製品の進化がわかる画像や当時のライディング写真などが盛りだくさん。
各時代の出来事や製品情報など、スノースクートの歴史シリーズとして後日また紹介する予定です。
というわけで、今日は「はじまり」をテーマにお届けしました。
2020年のはじまりが、みなさんにとって素晴らしいものであることをお祈りします。
今年もJykk Snowscoot、そしてスノースクートマガジンをよろしくお願いします!