意識しないともったいない!小栗貴大が考えるフリーラン・地形遊びの重要性
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JYKK SNOWSCOOTの小栗です。
今回は、パークライディングのスキルアップにおけるフリーランの重要性について、僕の考えを書いていきます。
突然ですか皆さんはフリーランをしていますか?
ほとんどの方がしているかと思いますが、正直に言うと数シーズン前までの僕は、1日中パークだけ滑っていたので殆どフリーランをしていませんでした。
パーク以外の場所は何も意識せず滑ったり、直滑降でスピード感覚を楽しんだりして、フリーランはパークに行くための移動手段だと思っていました。
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このときの板はAP-2ですが、直滑降のイメージはこんな感じです。
今考えると、スピード感覚の慣れは大きいキッカーを飛ぶための練習になりましたが、他は意識せずに滑っていてすごい勿体無いことをしたなと思ってます。
なぜなら、無意識でターンしていたのでボードの感覚が掴めておらず、ジブやキッカーのランディングで体制を崩した時にリカバリーが全くできなかったからです。
綺麗にボードから着地できたのに、その後のバーン状態に対応できず何故か転ぶ。ということが度々起こってました。
当時は、転んだ理由は着地が不安定だからだと思い込んで、その後もひたすらパークライディングを続けました。
そんな中、とあるイベントでスキーやスノーボードのライダーと不整地を滑る機会があり、自分に足りないものはフリーランの力だと気付きました。
不整地では自分の思った方向に滑ることができず、辛うじて地形でジャンプできても着地で転倒する。というのを繰り返していました。
パークのように整備されたバーンではある程度滑ることができていたので、悔しい気持ちと同時に、まだまだ上手くなれる!と興奮したのを覚えてます。
この日を境に、パークだけでなくフリーランを意識して滑るようになり、今まで避けていた不整地での地形遊びもするようになりました。
まず普段のフリーランでは、体重移動や視線を意識してエッジの感覚を掴みボードコントロールができるように。
オフトレでは、今はもう閉館してしまいましたが、僕が通っていた室内スキー場のスノーヴァ羽島でもジブやキッカーだけでなく、壁を使ったラインを練習しました。
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そしてシーズン中に雪が降った日は、率先して地形遊びをしました。
特に今シーズンは今まで訪れたことのないスキー場へ行き、いろいろな雪質や地形・雰囲気の中で滑るようにしています。
ちなみにパークで滑る時はX-1ボードですが、不整地で滑る時はG-2やAP-2を使い分けてます。
先日は初めてP-1のフロントボードを使いました。
この日は60cm以上の新雪と6m越えの積雪量でしたが、浮力がすごくて驚きました。
フリーランを練習していたおかげでボードの感覚もすぐに掴むことができ、初めて使うボードでも楽しめることがわかりました。
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最近は降雪か多いこともありフリーランが楽しすぎてパークを滑る機会は少ないですが、フリーランでスピード感覚と地形を飛ぶ感覚は身についているので、パークでも思うように滑ることができてます。
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まだまだ降雪は続きそうなので、今まであまり不整地を滑ったことない皆さんも是非フリーランで地形遊びをやってみてください。
新しい発見があって面白いと思います。
最後になりますが、僕が学んだ技術をお伝えできればと思い、ダイナランドのナイターパークでレッスンを行うことになりました。
初心者コースを転ばずに滑れる方であれば、どなたでも参加OKです。
ご予約お待ちしてます。