10月11月の過ごし方でシーズンインが変わる!BMXでのパンプトラック・レースコースライディングのススメ
- COLUMN
- FROM RIDER
JYKK SNOWSCOOT ライダーのガマンタカシです。
前回の担当回から約2ヶ月振り。
青森は、結局梅雨明け宣言が出ませんでした!
この夏は天候が不順ながら暑さが厳しく、気がついた ら9月に突入していた感じです。
コロナ対策をしながら晴れた日には出来るだけBMX に乗っていましたよ。
普段は自分たちで管理している“G-Trail”でダートジャンプライディングをすることが多いのですが、土のコースなので雨がたくさん降ると乾くまで数日間乗れない、ということも。晴れているのに乗れない、そんな日は近場のスケートパーク等に出かけてBMXを楽しんでいます。
近場といってもこちらはスケートパークそのものが少ないのでプチ遠征になってしまいますが、今年の夏は雨の影響で乗れない日が多く、色々行きました。
■青森市の“モヤヒルズ“
1番近いのがここ。市内のスケートショップが管理しているパークです。
■秋田県鹿角市の“サクラパーク”
■岩手県大船渡市の“三陸BMXスタジアム BMX CIRCUIT BRIDGE CLAW”
今年オープンのBMXコース!
福島県新地町の“しんちパンプトラック“
こちらも今年オープンした、フルグリップで張り付くようなGを感じられるアスファルトのパンプトラック!
こんな感じでBMXを楽しんでいます。
前回のマガジン、スノースクートのルーツはBMXで、 そのまたルーツがモトクロスという話題でした。
僕は子供の頃からモトクロス→MTBダウンヒル→BMX とライディングしてきて、その途中にスノースクートに出会い夢中になりました。
特にこの15年くらいはBMXを楽しんでいて、スノースクートがBMXライディングのために、BMXがスノースクートライディングのためにとても役に立っています。
BMXというと”飛ばなきゃいけない”、”トリックをしなきゃいけない”、”ジャンプの練習”というイメージを持つ人が多いですよね。
しかし僕がBMXに乗っている理由は、単純に滑りが上手くなりたいから。
“滑りの質”を向上させたいからなんです。
また、憧れのスノースクートライダーたちがBMXに乗っているということもあります。
もちろんBMXが楽しいから!というのが一番の理由ですけどね!
”スノースクートのためのBMXライディング” を考えると、1番効果があると感じることは体幹やバランスの向上と維持です。
また、このマガジンで何度も何度も出てくるワード “パンピング”のスキルを身につける事は、滑走時に重要なターンの質を向上させることが出来ます。
バームでのターンはスノースクートでのカービングと共通点がたくさん。パンプトラックやダートジャンプを楽しみ、バックサイド(着地面)の角度に繊細なコントロールでバイクを合わせて行く事は、パウダーや不整地等で以前も書いた ”雪面を面で捉える” ことにより、安定した柔らかいスムーズなライディングが可能になります。
また強いパンプ、Rに合わせたパンプの仕方を身につける事によりボードの踏み方、撓らせ方に応用でき、ボードの反発をもらいながら加速させるスキルは特にクロスレースに出場するライダーさんには必須。
特に最近流行りのスタートセクションはこのスキルで差が付くといっても過言ではありません。
例えばフランス等のスノーボードクロス強豪国のナショナルチームはスケートボードでのパンプトラックトレーニングを取り入れています。このことからもパンピングはギヤに関係なく必要なスキルになってきています。
パンプトラックをBMXやMTBでライディングすることはホントおすすめで、今年は上記のとおり、岩手に出来たレースコースと福島に出来たパンプトラックがとても楽しく、身体の使い方の勉強になります。設計が最先端で、パンピングで走り回るだけでとても気持ち良いです。
東北のスノースクートライダーさんにはこの2カ所が本当にオススメですよ。レンタルBMX もあって、管理人さんがライダーなのでアドバイスもしてもらえます。
三陸BMXスタジアム(運営会社 TXF)
しんちパンプトラック
他地域のみなさんもお近くのBMXコースやパーク、パンプトラックで是非BMX体験してみてください!
もちろん全身運動で疲れますが、必ずスノースクートライディングに役立ちます。ウインターシーズンが始まる前の10月11月にしっかりBMXに乗り込むと、シーズンインから調子が違いますよ!