「面で捉える」JIBだけじゃない、ジャンプも地形遊びもターンもレースもカービングも!全ては「面」が大事という話
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Jykk Snowscootライダーのガマンタカシです。
前回も書きましたが先週は長野県ヤマボクワイルドスノーパークさんにて、スノースクートスペシャルレッスンを開催しました。
レッスン2日目もたくさんのライダーさんにご参加いただきました。
またレッスン参加者以外にもたくさんのライダーさんが ”ヤマボク” に集まっていましたよ!
雪不足も何の其の、みなさん思い思いにライディングを楽しんでいて盛り上がっていました!
レッスンは昨シーズンから女性の参加者が増えてきていますよ。
筋力に頼りすぎない身体の効率的な使い方をイメージしてもらい、綺麗でかっこいいライディングを目指します。
ラインのイメージ、しっかりとしたスピードコントロールをするための滑り方、その上で自分の気持ち良さを重視し、楽な滑りをすることでスノースクートがさらに楽しくなるようにレクチャーしています。
今回もおかげさまで大好評🙌🏻🙌🏻🙌🏻
皆さんに楽しかったと言ってもらえた事、めちゃめちゃ励みになります!
ご参加頂いた皆さん、お集まり頂いたみなさん、諸々お世話になりっぱなしの関係者の皆さん本当にありがとうございました🙌🏻
さてさて、昨日のコウタくんのマガジン記事にありました ”ボックスでのバター360”、そこに出てきた
『面で捉える』というワード。
(面で捉えて回ってますよね?)
(このレールも面で雪面を踏んで、レール手前に面で合わせて跳んで、レール上に面でしっかり圧をかけて最後跳び出しています)
レッスン参加者のみなさんはこのワードの意味が理解出来ていると思います。
これは、パークライドだけではなく、フリーライディングするときに僕が1番大事にしている事でもあります。
スノースクートライディングにおいて、
•”感じるセンサー”の感度を良くしていくこと
•雪面に対してボードがどんな状態か常に感じること
•特にリヤボードに対していつでも垂直に荷重をかける体勢を整えておくこと
がとても重要だと思っています。
面で捉える。面で滑らせる。面を感じる。
面かエッジか。
それを意識的にコントロール出来ているか?
これによって安定した足場をつくり、積極的なボードコントロールや強烈なパンプが出来る様になります。
上記のボックスを通すときはもちろん、パウダーライドが好きなライダーさんは面で捉えて滑ると安定する!と書くとイメージし易いですよね?
柔らかい雪質で滑るときは面で捉えて滑ることにより転倒し難くなります。
ジャンプ好きなライダーさんはどうでしょう?
ジャンプを飛ぶときも基本はエッジをかけずに面で踏んで飛び出します。
着地も面で捉えますよね?
この時エッジがかかったら…
パークライドは面を感じることは必須です。
(グラトリ遊びは雪面に対するボードの絶妙なコントロール能力を高めるためにとても大事です)
(地形遊びをする事で、変化する雪面に対してボードがどのような状況にあるかを感じながらコントロールを楽しみます)
これをターンにも応用し、ターンからターンへの繋ぎも面で滑ってあげる時間をあえて作ることで不整地も安定して滑ることができます。
面で滑る=ニュートラルを作る
それにリズムを加えることでターンのきっかけ、切返しのきっかけが掴みやすくなります。
(この動画の前半、不整地滑走シーンではターンの繋ぎに面で滑る時間を作ることでギャップを安定してこなしています)
カービングが好きなライダーさんはエッジで彫って ソールで滑る=面で捉える、面で滑る という意識を持つことで、足場を安定させる事ができます。
パンピングすることでボードをしっかりと撓ませることができます。
その状態を作ることでしっかりと踏むことができ、その反作用とボードの反発をもらう事でさらにキレの良いターンができます。
レースが好きなライダーさんはしっかりソールにワックスしていると思います。
ソールで滑る=面で捉える
速く滑るためにはとても大事です。
なぜベースエッジ角をマイナスにするのか?
ソールで滑らせたいのでエッジで失速しないようにという意味もあります。
( レースではソールとエッジの角付けの使い分けのメリハリが大事になると考えています。)
『面で捉える』
アイスバーンでも、これからの時期のシャバ雪でも春パークでも是非意識して滑ってみてください!
既にシーズンアウトしたという方は『面で捉える』を頭に置きながら僕のインスタグラムを改めてチェックしてみてください。
きっと今までと違う見方が出来ると思います。
ちょっとマニアックで文章だと上手く伝わらないかもしれませんが、少しでも皆さんのスノースクートライフのお役に立てたら嬉しいです。
明日は『面で捉える滑り』が特に大事なバンクドスラロームのイベントに行ってきます!
当日エントリーで参加費も無料ですので、お近くのみなさんはぜひ!ジュネス栗駒スキー場でお会いしましょう!!
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