「Can-Can / No Foot Can-Can 」足の角度や伸ばし方でスタイル無限大「キャンキャン」|奥深きフリースタイルトリックの世界
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こんばんは!SnowscootMagazine編集担当のナオキングことガマンナオキです。
本日は「奥深きフリースタイルトリックの世界シリーズ」。How toとはまた別で、ひとつひとつのトリックのかっこよさを追求する、がテーマです。第7弾は、「Can-Can / No Foot Can-Can(キャンキャン / ノーフットキャンキャン)」。今回も色んなところで撮ってきたBMXの写真と一緒にご紹介します!
●Can-Can / No-Foot Can-Can(キャンキャン/ノーフットキャンキャン)とは
キッカーでのジャンプやバニーホップの頂点で、片足を離してトップチューブを跨ぎ、反対側に出すトリックです。両足を出すとノーフットキャンキャンになります。足が伸びていれば伸びているほど完成度が高く、足の角度も重要。上体のかぶせ方によってスタイルを出したり、他のトリックと組み合わせたり。ライダーの数だけのかっこよさがあるトリックだと思います。
●そもそもCan-Can(キャンキャン)って何?
French Can-Canというダンスがモチーフになっているようです。懐かしの運動会ミュージックですね!!
ダンスの場合フレンチ”キャンキャン”ではなく、フレンチ”カンカン”と呼ぶようですが、BMXなどのトリック名の場合はキャンキャンと表現することのほうが多いです。単純に発音のカタカナ表現のちょっとの違いだと思います。(外国人が言うと、「キャ」と「カ」の間のような発音に聞こえます)
●Can-Can(キャンキャン)のやり方
今回も、BMXのHow to動画をご紹介します。ノーフットじゃないほうのキャンキャン…Tシャツがピカチュウ…
●SnowscootライダーのCan-Can/ No Foot Can-Can
ノーフットキャンキャンby 我満隆
ワンフットのほうはこちらの動画の3番目にも出てきますね。
こちらは青森ライダー五十嵐くんのノーフットキャンキャン。五十嵐くんはいつも攻めがハンパないです。
青森はキャンキャンをするライダーが結構いるイメージですが、みなさんのまわりはどうですか?
●BMXでのCan-Can/ No Foot Can-Can
日本のガールズライダーネネちゃんのCan-Can with あっかんべー!楽しそうでGoodです。(せっかく頑張ってあっかんべーしたのに足を上げすぎて顔に靴が完全にかぶってしまい撮り直した1枚。笑)
こちらはアメリカ人ライダー、カリフォルニア州ハンティントンビーチ在住のJesseのCan-Can!コロナウィルスの影響で外出禁止令が出ているカリフォルニア。家にいなければならないなら楽しみを作らなきゃ、と、家の庭に穴を掘り始めました。何ができるのか?今後の投稿に期待です。
スペイン人TeresaのCan-Canはかなりスタイリッシュ!Jesseと同じボウルでのCan-Canですが、よく見ると出す足が逆なんです。クォーターやボウルでは、どちらの足を出すかでもまたスタイルが変わってきて面白いですね。スペインもかなり大変そうだけど元気かな…
ドイツ人ライダーLaraのNo Foot Can-Can。世界の足技QUEENとも言って良いでしょう。大会では、持ち時間の1分の間にあっちでキャンキャン、こっちでノーフットキャンキャン、そっちでキャンキャン、つぎはクランクフリップ(飛んでいる間にクランクを一回転させるトリック)…と、足がとにかくすごいです。ドイツも大変だろうな…
そしてメキシコ人ライダーKevinのCan-Can with Smile!!
いつもハッピーバイブスを撒き散らしている人気者のケビン。最近カリフォルニア州サンディエゴに引っ越したので、Jesse同様外出禁止状態に。そんな中、外に出てないよ?って感じで地下?駐車場での楽しそうなライディングムービーをポストしていました。さすがです。マニュアルtoノーフットキャンキャンも出てきます!
こちらは日本が誇る中村輪夢のCan-Can!スタイル出てます。オリジナリティがあってかっこいいです!
初の世界一に輝いた昨年のFISE成都では、バックフリップCan-Canも!
最後はオーストラリアのJoshによる、”脚がやばい”ノーフットキャンキャン。なにこれどうなってるの………
Joshの所属するBMXブランドflybikesでは、「FlybikesQuarantineChallenge(Flybikes検疫チャレンジ)」と称してInstagram映像コンテストを開催中。お題は「家の中で乗っているムービー」。ベストトリック、ベストライン、おもしろい/クリエイティブの3つのカテゴリでNo.1ムービーが選ばれ、フレームがもらえるそうです!
外出禁止の地域が増えてきている中、みんながBMXに乗りつづけられるように何か面白いことをしたかった、というのが公式の案内。靴を脱いで家に上がる習慣のある日本的にはちょっとクレイジーな提案かもしれないけど、粋な企画!
Joshもお母さんに怒られながら参加していました。
というわけで、今回はCan-Can特集でした!
世界のみんなの今、みたいなものも一緒に少しご紹介しましたが、みんなが無事で、そしてこの状況が早く収束することを祈ります。
キャンキャンで派手に転んでいるライダーは今のところ見たことが無いので、段階を踏んで練習すれば危なくない…はず。今シーズンはもう終了された方もいるようですが、来シーズンでも、ウォータージャンプでも、室内ゲレンデでも、BMXでも!興味があればぜひチャレンジしてみてください!