Jykk HOW TO SNOWSCOOT® #9 STRAIGHT JUMP ストレートジャンプ
- HOW TO
Jykk Snowscootがお届けするウィンタースポーツギアSNOWSCOOT®(スノースクート)のHOW TOシリーズ!
第9弾は、全てのジャンプトリックの基礎となる「ストレートジャンプ」を、Jykk フリースタイルライダーの麻生航太と小栗貴大がそれぞれの理論でレクチャーします。
キッカーでトリックをやってみたい!という方には必須のストレートジャンプ。ぜひ頑張って練習しましょう!
01 麻生航太のストレートジャンプ
キッカーを飛ぶときは、Rに進入する5m手前までにスピードを調整してRに向かいます。
Rに入ったら、しっかりと、Gを押さえつけるイメージで、膝を曲げ足裏全体でデッキを踏みましょう。
ジャンプのイメージはバニーホップではなく垂直跳びです。
膝でタイミングをとりつつ、リップが足下に来たタイミングでスクートのデッキを踏んで、真上に飛ぶイメージです。
そうすることで、アプローチ中に押さえつけていたGが解放され、スノースクートが下から持ち上げられるような浮遊感を得ることができます。
ここでバニーホップをしてしまうと、前につんのめって上手く飛べなかったり、逆にまくれてしまったりすることがあるので、垂直跳びを意識しましょう。
空中では、無理に高さを出したりする必要はなく、肘や膝を伸ばしきらずにニュートラルポジションをキープしてください。
着地の際は、ランディングを覗き込むようにして着地します。リアボードからの着地で問題ありません。
全てのジャンプトリックは、綺麗なストレートジャンプの過程の中に動作を入れることです。
完璧なストレートジャンプが、対空時間を作り、トリックに選択肢を与えてくれるので、頑張って練習しましょう!
02 小栗貴大のストレートジャンプ
ストレートジャンプのポイントは、「安定したアプローチ」「空中で刺す」の2つです。
「安定したアプローチ」
ストレートジャンプの時は、リップ、つまりキッカーの飛び面に対して直角に進入するのが理想です。
直角に進入できず斜めに入ると、飛んだ後に安定させることができません。
直角に進入するためには、アプローチのが重要です。
リップの手前でチェックを入れずに、しっかりとボードの面を使い、板を押さえつけて滑ります。
リップの手前でチェックを入れてしまうと、ボードがブレてしまい、バランスを崩して斜めに進入してしまいます。
「空中で刺す」
「空中で刺す」とは、空中でリアボードを引き上げて、刺す動きをする、つまり、空中でバニーホップをするイメージです。
リップを抜ける瞬間にテールボードを踏んで、空中でバニーホップの動きをします。
キッカーのサイズによって踏むタイミングが変わりますが、大抵の場合は足元からリップが抜けた瞬間にテールを踏みます。
テールを踏んでフロントボードを刺すと、空中で無になる時間が生まれ、ボードのコントロールもできます。
これができていないと、テールから落ちてしまったりと、安定した着地をすることが難しくなります。
ちなみに、この無になる時間がトリックを入れるタイミングでもあります。
僕は、ランディングまで含めてひとつのトリックだと考えているので、ストレートジャンプはかなり重要視しています。
トリックもやってみたいな、という方は、ぜひ頑張って練習しましょう!