20-21シーズンスノースクートの選び方|完成車・ボードセット・フレームキット各ラインナップとおすすめタイプをご紹介
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2021年モデルのスノースクートの入荷まであと少し。現在各販売店さんでご予約受付中です。
本日は、2021モデル各ラインナップについてご紹介したいと思います。
スノースクートライダーのみなさんの中にはもう既に初滑りを終えたという方もいると思いますが、今年からスノースクートを始めたいと思っている方や、今年こそウィンタースポーツをやってみたいと思っている、という方はこれから本格的に準備をしていくことになると思います。
どれも同じような形だけど色々なモデルがあってよくわからない、という方、どれを選べば良いかわからない、という方はぜひこの記事を参考に自分に合った1台を見つけてみてくださいね。
■完成車ってそもそも何?
試乗会や展示会などで完成車って何?と聞かれることがあります。既にスノースクートを楽しんでくれているライダーさん、BMXなど自転車に詳しい方にはおなじみの用語ですが、今一度ここで「スノースクートの完成車」についてご説明したいと思います。
まずはスノースクートの各部の名称を見てみましょう。
上の画像のとおり、スノースクートは主にハンドル・フレーム・ボードなどといったパーツによって作られています。完成車とは、この全てのパーツが含まれた、「スノースクートとして完成された、すぐに乗れる状態(にできるパーツが揃っている)」の製品のことを指します。英語ではそのままコンプリート、コンプリートバイク、などと呼びますね。※組み立て済みで納品されるか自分で組み立てが必要かは販売店さんによって異なりますので、購入の際にご確認ください。
街の自転車店やホームセンターなどに「すぐ乗れる状態の」自転車が並んでいる光景はみなさん見たことがあると思います。それが「完成車」なので、そんなの当たり前じゃん?と思われるかもしれませんが、ロードレーサーやBMXなどのスポーツ自転車は、フレームやハンドル、パーツ単体でも販売されており、より自分に合ったサイズやスペック、好きな色や形などでカスタマイズできるようになっています。(バラ売りでしか手に入らないパーツもたくさんあります。)同じようにスノースクートも、フレームやボード、各種パーツでカスタマイズができる、というわけです。
もちろん、イチからパーツを全てバラで購入し、初めから自分好みの自転車やスノースクートを組み上げることもできますが、たいへん高額になってしまうので、初めて買う方の多くはまず完成車を購入し、その後自分の好きなパーツで徐々にアップデートしていくことが多いです。
■ヘッドアングルとは?
ヘッドアングルとは、ヘッドチューブの角度のことです。Jykk Snowscootにはこの角度が67.5°のものと、70°のものがあります。
67.5°がベーシックなタイプで、これまでJykk Snowscootが製造、販売してきた製品の多くがこの角度です。どんな方にも乗りやすく、癖がない、ノーマルな角度です。
70°はそれよりも少し角度が「立っている」タイプになります。70°のモデルはヘッドチューブの角度が立っていることにより、操作感がクイックになり、また、ハンドルやフレームを回すトリックもしやすくなるので、フリースタイルライダーに特に人気があります。また、ハンドル位置が若干遠くなるので、身長が高いライダーにもおすすめです。
■ボードセット・フレームキットとは?
ボードセットは前後ボードのセット、フレームキットはフレームとフォークのセットのことを指します。完成車としては販売されていない形状やカラーのものもあり、より自分好みのスノースクートにすることができます。
様々なタイプのボードがあると雪のコンディションやその日やりたいことに合わせてボードを交換して楽しむことができるので、完成車1台に加え、他の形状のボードセットを所有するライダーさんも多いです。
※フレームキットはフレーム・フォーク以外のパーツがついていないので、同時購入でお得になる別売フレームパーツセットもご用意しています。(別売フレームパーツセット内容:ヘッドセット・カーボンスペーサー・アンチスリップパッド・フットストラップ・フットストラップボルトセット)
■Jykk Snowscoot 2021モデル完成車
完成車・ボードセット・フレームキットについての謎が解けたところで、いよいよ今期のJykk Snowscootのラインナップについてご紹介していきます。まずは完成車から。
今期発売される完成車は、「ONE-D Glitch」「70 D」「G Polka」の3種類です。
#1「ONE-D Glitch」機能性に優れたベストセラー・エントリーモデル
こんな方におすすめ!
●とにかくスノースクートをやってみたい!
●できるだけ初期費用を抑えたい!
●豊富な色から選びたい!
まずはベストセラーの「ONE-D Glitch」(ヘッドアングルは67.5°)。こちらが全ラインナップの中で一番ベーシックなモデルです。従来のベーシックモデル”ONE-D”の機能と乗り味はそのままにテールパイプを短縮した軽量化モデルです。
軽量のアルミフレームを採用し、一昔前の上位モデルと遜色ない仕上がりを実現しつつ価格を抑え、これからスノースクートをはじめたい、という方に最もおすすめできるモデルとなっっています。
ボードの形状は「G-1ボード」という、ジックのベテランライダーの我満隆の意見を取り入れ開発した人気のシェイプ。こちらも数年前まで上位モデルに搭載されていた形状をCap構造にしたもので、癖がなく滑りやすいと好評です。
全9色のカラーバリエーションもおすすめポイント!きっとお気に入りが見つかるはずです。
#2「70 D」 ワールドチャンピオンを生んだ、フリースタイルモデル
こんな方におすすめ!
●フリーランを楽しみつつフリースタイルもしたい!
●パークやクロスレースにも興味がある!
●バースピンやテールウィップをメイクしたい!
「70」の名前の通り、ヘッドアングル70°のこちらのモデルは、世界選手権覇者のニコ・ピリンをはじめ、インターナショナルチームライダーのドゥシャン・アンタリク、アントニー・ヴィロニーらが開発、使用しているフリースタイルモデル。日本人ライダーでは麻生航太がこのモデルを愛用しています。
ヘッドアングル70°のクイックな乗り味と、こちらもニコ・ピリンが開発した「X-1」ボードは、スノーパークライディングだけでなくクロスレースなどでも高いパフォーマンスを発揮しています。 ラインナップの中で、最もクイックでレスポンシブなモデルです 。
#3 「G Polka」待望のG Polkaコンプリートモデル
こんな方におすすめ!
●安定感重視!どっしり構えたモデルがほしい!
●パウダーも滑りたいけどパークでも遊びたい!
●アーミー系の渋い色が好き!
完成車「G」は、先程ご紹介したONE-Dのボード開発にも携わったJykkライダー我満 隆のシグネチャーモデル。「あさイチのパウダーから午後のパークライディングまでしっかり遊べる」をテーマに開発され、発売以来、国内外問わず高い評価を受けてきました。
ボードは「G-1」の後継モデルである幅広の「G-2」が採用されています。デッキの幅もONE-Dより40mm 広くなっており、安定感抜群。また、このモデルだけに搭載されている「センターパイプ」と大きく曲がったトップチューブ形状により、コントロールしやすいと好評です。
フォークスレッドが一体化した新しいフレームキットに、最新グラフィックのG-2″Polka”ボードセットを組み合わせた随一のワイドマシンです。
■Jykk Snowscoot 2021モデルボードセット
次はボードセット。今期発売されるボードセットは、「G-2 Polka」「X-1 Skull」「AP-2 Flash」「C-1 Typography / Pathfinder」の4種類5グラフィックです。
Pick up#1「C-1」自然の地形や山の起伏を連想させるデザインを落とし込んだ2021年モデル“Pathfinder”登場
まずは今期新登場のグラフィック“Pathfinder”が施された「C-1」のご紹介。昨シーズンのTypographyに続きグラフィックを手がけるのは、グラフィックデザイナー Peter Keller。自然の地形や山の起伏を連想させるデザインを落とし込んだ2021年モデル“Pathfinder”もかっこよく仕上がっています。Typographyも継続して販売決定。C-1は、P-1ボードをベースに進化させたフロントボードに、A-1ボードの操作性の良さを継承したリアボードにはキャンバー形状を採用したnext generation Snowscoot Board。新たな領域を切り拓くオールラウンドボードセットです。ぜひお試しください!
Pick up#2「AP-2」既に完成車を持っているライダーの次の1本に!
発売以来高い評価を受け続けてきた AP-2ボードの”Flash”グラフィック。フレックスはミディアム・ハードの設定となり、硬さも既存のものからアップデートし、さらに乗りやすいボードに進化しています。
パウダーから圧雪、パークまでオールラウンドに使用できる AP-2 は、1セット持っていて損のないボードセット。既に完成車を持っているライダーの次の1本におすすめですよ!
その他、新グラフィックのG-2、根強い人気のX-1もラインナップしています。
G-2製品ページはこちら
ボードの選び方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。
■Jykk Snowscoot 2021フレームキット
最後はフレームキット。2021モデルは「A-22」「”Pathfinder” A-22」「”Polka-Dots”G2」「”Typography” 70L, XL 」「”Flash” 70L,XL」「”Skull” 70 D」の4種類6グラフィックです。
#1「A-22」「”Pathfinder” A-22」A20を継承したニューフレームキットA-22
「3S」を特徴とした最新フレームキットA-22。Style-A 独自のトップチューブとヘッドアングルはそのまま、フレーム長を10mm延長しセミロングになりました。 さらに 70L/XLで好評のセミワイドデッキを採用し、テールはONE-D Glitchのショートテールと従来のロングテールの間の長さであるセミロングサイズとなっています。
“Pathfinder”グラフィックは、C-1″Pathfinder”とのコーディネートでぜひ!
#2「”Polka-Dots”G2」G-70″Polka”グラフィックフレーム
ワイドデッキはそのままに、2018年より「70」と同じヘッドアングル70°にバージョンアップしたガマン・タカシのシグネチャーモデルです。バーガンディー、グリーンといったG-2 Polkaのボードセットと相性のよいカラーバリエーション。
#3「”Typography” 70L, XL 」Typographyグラフィック仕様のフレームキット
C-1 グラフィック”Typography”の 70L/XLフレームキット。C-1ボードとのコーディネートはもちろん、他のボードと組み合わせて特別感のある1台にするなど、使い方は自由自在。
#4「”Flash” 70L,XL 」特別仕様のフレームキットで周りに差をつけよう
AP-2 グラフィック” Flash”仕様の 70L/XL フレームキット。人とかぶらない自分だけのスノースクートを求めるライダーにおすすめ。
#5「”Skull” 70 D 」ビビッドなカラーでゲレンデを駆け巡る
世界チャンピオンを生んだ伝統の70ヘッドアングルフレームキット。dazzling blue、unimog orangeといった魅力的なビビッドカラーがラインナップ。
いかがでしたか?今期も各種モデルそれぞれ特徴があり悩んでしまうと思いますが、その悩む時間も楽しんで、ぜひお気に入りの1台を見つけてくださいね!
身長の高さに合わせたおすすめもしましたが、そこにはこだわらずお好きな完成車を購入し、ハンドルバーを身長に合わせたものに変更することでも乗り味が大きく変わりますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
各モデルについての詳しい記事は、後日ライダー達からも公開される予定なのでそちらもぜひお楽しみに!