我満隆のスノースクートヒストリー「前編」|スノースクートとの出会いからジックライダーになるまで
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こんにちは! Jykk SNOWSCOOTライダーのガマンタカシです。
早くもマガジンの順番が回ってきてしまいました。作文が苦手な僕は今回も締め切りギリギリに切羽詰まって書いています。 いやー、まじ何を書こう…
そういえば今シーズンでライディング歴25年目に突入するんです! 高校3年から始めて25シーズン目。 四半世紀!? 長い。長いけど色々経験して楽しく滑ってたら25年経ってたってだけで、あっとゆーまな感じがしますね。
↑左のカードは98年フランス/スイスに指導者講習を受けに行った時にもらったフランスのスクート協会の会員証のようなもので、写っているのが僕のスノースクートの先生 アラン。右はその5〜6年後にもらった更新カード?のようなもの。(入会基準など結構適当だったので正直よくわからない😂)
このマガジンを読んで頂いているライダーのみなさんはどんなきっかけでスノースクートを始めたのでしょうか?
恐縮ですが今回は僕、ガマンタカシがスノースクートを始めたきっかけ+αを書いてみたいと思います!
小さな頃からモトクロスキッズだった僕は中学、高校とMTBライディングにのめり込み、ダウンヒルの全日本シリーズ戦に出場するようになりました。
青森在住ということもあり4月下旬までは残雪の影響でMTBライディングのスタートが遅く、満足のいく練習が出来ないままいつもレースシーズンが始まってしまっていました。
そんな中、1995年9月にマウンテンバイク世界選手権出場のためドイツに行っていた僕は、書店で数冊のMTB/BMX雑誌(ドイツやフランスの専門誌)を購入。
その中の広告に、フランス人のBMXライダーフランク氏が冬もBMXに乗りたくて開発したという、フランスのSUNN社(自転車の有名なメーカーでもある)の製品「スノースクート」という未知の乗り物を発見しました。それが僕とスノースクートの出会いです。
その時は “へぇー こんなのあるんだ。面白そう…” くらいにしか思わなかったのですが…
その年の冬に所さんの ”ライトニング誌” でスノースクートが日本に輸入されていることを知り ”MTBのオフトレはコレしかない!” と直ぐに購入を決断。 そこから僕のスノースクートライフが始まりました。
その時のスノースクートは今も大切に保管しています😍
カタログはこんな感じでした。表紙がその開発者のフランク氏。このテーブルトップエアーがカッコ良くて!憧れましたね〜
ただ、スノースクートを買ったものの高校3年でクルマ無いですからね、クルマ持ってる社会人の先輩スキーヤーを呼び出して隣り町の小さな町営スキー場まで連れて行ってもらってました。
午前500円、午後500円、ナイター500円。 合間のご飯は150円のカップ麺!懐かしい😌
その時出会ったスノーボーダーとは今でも仲が良いんですよ!😄👍
↑1996年1月 この写真はたぶん八甲田スキー場
地域柄、小学1年からみっちりスキー授業がある小学校で育ったこともあり、スキーとモトクロスとMTBのイメージを持ちながら、当時のスノースクート輸入元から頂いた1本のVHSテープを擦り切れるくらい見て、見よう見まねでライディングしていましたね。 当時見ていた映像の一部がこちら
翌年はクルマもゲット。2カ所のスキー場のシーズン券を手に入れて、ほぼ毎晩滑りに行ってましたね。
そして、97年だったかな、その前後にはスノースクートをジックジャパンで取扱うようになっていて、自分達で撮ったライディング映像をJykkに突然送りつけて “ライダーにしてくださいっ!” って。 今考えたら先走り過ぎですね😅
でも、それをしなかったら、まだネットも普及していない、SNSも無い時代に、青森在住でジックとの接点もない僕がライダーになることはできなかった訳で、これからの若いライダーたちにもそのくらいの勢いで来てほしいなとも思います。
まあそんな事があり、そこからずっとジックジャパンにスノースクートのライダーとしてお世話になり沢山の経験をさせて頂いています。
98年7月にはスノースクートが生まれた国フランス/スイスへ行き、スノースクートの生みの親であるフランクさんとライダーのアランさんにライディングと指導者講習を受けてきたことが自分の中で大きくライディングが変化した出来事でした。
↑98年7月、標高3000mのディアブルレ氷河 Glacier 3000。氷河で夏もOK!
↑98年、チャーリーチャップリンが晩年を過ごしたヴヴェイにて。フランクとチャップリン像と。
長くなってしまうので続きはまた明日。2000年頃、当時唯一のスノースクートメーカーだったフランスのSUNNがスノースクート業界から撤退。その時ジックは、そして僕はどんな決断をしたのか?そのへんから書こうと思っています。ぜひ明日も読んでくださいね!