Jykk HOW TO SNOWSCOOT® #5 ワンランク上の滑りへ[実践編]|Jykk公式How to ムービー
- HOW TO
Jykk公式How to ムービー第5弾は、ワンランク上の滑りを目指すライダーのためのステップアップ講座。
スノースクートをもっと楽しむために、どんな斜面やコンディションでも楽しく安全に、そして楽に滑りたいですよね。
そこで今回のHow toでは、Jykkライダー我満 隆がスノースクート歴27年の年月で培ってきた、滑りのノウハウをレクチャーします!
スノースクートを楽しむために大切なのは「コントロール」
もっと綺麗に滑りたい、かっこよく滑りたい。スノースクートを続けていると、そんなことを考えたりしますよね。
レースで勝ちたい、パークでトリックをしたい…そんな目標に向かって頑張っている人もいるでしょう。
圧雪されたゲレンデも、ディープパウダーや不整地も、さらにはパークやレースなどでも、共通して大切なのは「コントロール」。
いろんな滑り方を身につけて「滑りの引き出し」を増やし、スノースクートを思い通りにコントロールできるようになれば、ますます楽しくなりますよ。
そこで今回は、Jykkライダー我満隆がレッスンをする際に、いつもみなさんにやってもらっている練習方法を公開します。ぜひ一緒にやってみましょう!
片足で滑ってみる
まずは、ターン外側の足を離して滑ってみましょう。
できるだけ広く、人が多すぎない緩斜面で練習するのがおすすめです。周りを見て、安全を確認してから滑りましょう。
通常のターンと同じように、視線を行きたい方向にむけ、少しだけハンドルを切り、ターンをはじめます。
ターンし始めたら外側の足を離してみます。
ターンし終えたら足を戻して、次のターンへ入ります。
次も同じように、外側の足を離して…と、繰り返します。
内側の足にしっかり体重をかけていれば、問題なくターンしていけるはずです。
片手で滑ってみる
次に、ターンの外側の手を離して滑ってみましょう。
手を離すのは少し怖いかもしれませんが、片足で滑った時のように、下半身をしっかり意識していれば大丈夫です。
まずは視線を行きたい方向にむけ、少しだけハンドルを切ります。
ターンし始めたら外側の手をハンドルから離してみます。
ターンし終えたら手を戻して、次のターンへ入ります。
次も同じように、外側の手を離して…と、繰り返します。
この練習で大事なのは、スピードを出し過ぎないこと。
転ばないように体幹を意識し、足元でボードをずらしながらコントロールし、スピードを制御します。
慣れてくると、上半身はかなり脱力して滑ることができると思います。
片手を添えておくだけで良いくらい、ハンドルから力が抜けていても、下半身でしっかりコントロールしていればスノースクートは曲がれるんです。
片手で滑り、離した手を足首に
片手が慣れてきたら次は、ターンのリズムに合わせて、離した手でブーツにタッチしてみましょう。
自分の足首の外側を触りにいくイメージで、実際に触れなくても構いません。
この動作により強制的に膝の屈伸をすることになり、大きく上下動します。
膝が曲がり ”小さくなる” とスノースクートが曲がり込んで来るはずです。
ボードの種類によってはスピンするような感じで曲がるものもありますが、上下動するスピードやリズムで曲がり加減を調整できます。
この、「片手滑り、離した手を足首に」のリズム、フォームが、僕の滑り方の基本になっています。
実際にやってみてもらえると、腕力やパワーで滑っている訳ではなく、適切な荷重移動で、省エネで滑っていることを体感してもらえると思います。
この練習が何に繋がってくるのか、そして我満隆が考える滑り方の理論など、踏み込んだ話は次回の動画で説明します。
人それぞれの癖や体型、使用しているフレームやボードの種類でも変わってくる部分が多いので、ここで伝えきれないことも多いです。
もっと詳しく知りたい、直接レクチャーしてほしい、という方がもしいたら、時々開催している我満隆スクールやライディングセッションにもご参加いただけたら嬉しいです!スノースクート、楽しみましょう!