ライディング時の違和感は少しの調整で解決!気になった部分とその対応策|我満隆 AK-1インプレッション 後編
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JYKK SNOWSCOOTライダーの我満隆です。
今シーズン発売になりましたジックライダー麻生航太君のシグネイチャーボード “AK-1” のインプレッション後編!
まずは、AK-1ボードでテストライドした時の動画をInstagramにアップしたので是非チェックしてください!
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パウダー、圧雪、パーク…なんでもいけちゃいました!
と言うわけで欠点が見つからないAK-1ボードですが、今回は、僕的に少し気になった部分とその対応策についてお話ししたいと思います。
気になった点その1:イメージしているよりもグリップ感が強い?取付穴位置の見極めが大事
まずはフロント、リヤボード共に取付穴位置を3つ穴のセンターにして乗ってみたところ、僕がイメージしているよりもリヤのグリップ感が高いというか、しっかり感がありキャンバー形状も相まって基本的には身体をしっかりと大きく動かさないとちょっとずらし難いかな?と感じました。
ターンをした時のリヤのかかり感と抜けのタイミングが僕のイメージと合わない感じ。
そこで、リヤボードの取付けを前側の穴位置に変更(テールを伸ばすイメージ)したところ、唐突さが消えてターンし易くなりました。(フロントの取付穴は真ん中のままです。)
ちなみにコウタくんは前後前側で乗っているそうです。
取付位置についての考え方感じ方は様々で、同じボードを使った場合でもライダーそれぞれ好みが違います。
例えばX-1ボードの場合、リヤのセッティングはこんな感じ。
・小栗くん 後ろ穴
・コウタくん 真ん中穴
・ガマン 前穴
小栗くんはBMXライダーらしくテールを短くセッティングすることで、パークでの動きをよりクイックにしBMXスタイルを活かす方向性。
コウタくんは真ん中穴で乗り慣れていることもあり、前後の穴位置にすると全てのタイミングがズレて、特にジャンプでは踏切の感覚、タイミングが全く違ってしまうと言っていました。
僕は少し落ち着いた乗り味が好きなこともあり、前穴を使いテールを長くすることで安定志向に振るほうが好みになります。
みなさんも色々試して自分に合った位置を見つけてみてください!
気になった点その2:ターンの時にヨー軸が前方向に倒れるように曲がっていく
ここが僕の好みとは少し違う感じでした。
こうなると自分の体幹も前のめりに動かされてしまい ”詰まる” 感じに。
(ターンしながらヨー軸が少し後ろ側に倒れるようなバランス、ボードが個人的には好きで、ヨー軸と体幹を合わせ易くバランスを崩し難いと感じます。)
リヤボードの動きがハッキリしていて、それがとても良い部分でもあるので、これがダメということではありません。
もし僕と同じように違和感を感じる人がいたら、その動きを頭で理解して、詰まらないように体幹を保つ滑り方をしてみてください。
ハンドルバーの高さや角度の調整でも対処できる範囲だと思うので、少しの意識やセッティングで上手く乗りこなせると思います。
気になった点その3:エッジ調整をしたい
そしてこれはAK-1ボードが、と言うわけではないのですが、僕はどこからでもずらし易いボードが好きなので、エッジは調整したいなと感じました。(テストライドは何も調整せずに行いました。)
過去のマガジンでも触れていますが、ベースエッジを調整して引っかかり難く、ずらし易いように。
サイドエッジを少し鋭利に調整してしっかり感、かかり感を良くすることで、もっとコントロールし易くするイメージです。
気になる方はビベリング(エッジ調整)について過去記事をチェックしてみてください!
https://snowscoot.co.jp/magazine/2019/12/26/how-to-edge-tune-up2/
AK-1ボードセット、辛口インプレッションをするはずがあまり欠点を見つけられずに良いところばかり目立ち、欠点を感じられないボードでした。
先日、野沢温泉スキー場へ出かけたときに久々にコウタくんと滑りましたが、何よりほんとコウタくん自身が調子良く、カッコ良く、そして楽しそうに滑ることができていたことが印象的だったし、それがこのボードの良さを表していると思いました。
コウタくんのインスタグラム、要チェックです!
発売されて少し時間も経ったので、既に手にしたユーザーさん、販売店さんでの試乗等もされたユーザーさんもいらっしゃると思います。
このインプレはあくまでも僕が感じたことですし、人がどう言おうが結局は「自分自信がどう感じるか?」が凄く大事だと思います。
感覚を研ぎ澄まして滑って感じてもらったほうが理解できることが多いと思います。
今年は雪が多く、まだまだシーズン楽しめると思いますので販売店さんへも是非ボードの相談等してみてください。
ではでは、怪我等には充分に気をつけて残りのスノースクートシーズンを楽しみましょう!
※パウダーボードではありません