「Tailwhip」スノースクートライダーの憧れトリックNo.1!?ダイナミックで目を引く人気トリック|奥深きフリースタイルトリックの世界
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こんばんは!SnowscootMagazine編集担当のナオキングことガマンナオキです。
本日は「奥深きフリースタイルトリックの世界シリーズ」。How toとはまた別で、ひとつひとつのトリックのかっこよさを追求する、がテーマです。第5弾は、大人気の「Tailwhip(テールウィップ)」!今回も色んなところで撮ってきたBMXの写真と一緒にご紹介します!
●Tailwhipとは
スノースクートのハンドルバー・フロントフォークを軸に、フレームとリアボードを一回転させるトリック。回転させる部分が大きいのでダイナミックに見え、スノーボーダー・スキーヤーにもわかりやすくイベントなどではかなり盛り上がります。
憧れのトリックだというスノースクートライダーの方も多いのではないでしょうか?
●Tailwhipのやり方
今回も、BMXのHow to動画をご紹介します。
この動画にもあるように、初めは立ったまま回す練習をするのがベスト。この動画では蹴って回していますが、スノースクートの場合は蹴らないライダーもいるのでそこは自分のやりやすい方法でやってみましょう。
●SnowscootライダーのTailwhip
Jykkライダー我満隆のレールアウトでのテールウィップ。他のトリック同様に、キッカーだけではなくJIBのアウトでも!(難易度はさらに上がりますが、インでも…!)
こちらは同じくJykkライダー麻生航太のウォールタップからの”ダウンサイド”テールウィップ。
普通に回してしまうとウォールに当たってしまうのでダウンサイドにチェンジ。このようにセクションに合わせて使い分けられるようになるとかっこいいですよね。
こちらはX-1ボードの生みの親でもある伝説のライダーNico(ニコ・ピラン)のスーパーマンテールウィップ(と呼んでいいのかな?)。スーパーマン(両足を離し身体を伸ばしてスーパーマンが空を飛ぶような体勢になるトリック)とテールウィップを合わせたような美しいトリックです。
本格的に写真を撮り始める前のもので画質が悪いのが無念ですが、この形のテールウィップをするスノースクートライダーはまだ他に見たことがないので、掲載します。
●BMXでのTailwhip
ここ数年は女子のレベルも上がってきて、テールウィップを完璧にメイクする女性ライダーも増えてきました。
こちらはチリのライダーMaca P. Grassetのテールウィップ。彼女は最近モンスター入りも果たしこれからも目が離せないライダーです。
こちらは女子のトップを走り続けるアメリカのHannah Robertsのテールウィップ。クォーターでの高さのあるテールウィップは圧巻です。
こちらは先日のSinmpeSessionでの優勝も記憶に新しいJykkチームの中村輪夢。圧倒的高さが魅力の彼のライディングは、他のライダーに合わせてカメラを構えているとはみ出してしまうほど。これは昨年11月に中国で行われた世界選手権での1枚。写真では伝わりづらいですが、右のクォーターから左のクォーターへ、ビッグトランスファーしながらのテールウィップは会場を大いに盛り上げました。
今年2020年は、いよいよオリンピックイヤーということで注目度上昇中のリムですが、笑顔で突き進んでほしいですね!
そしてこちらはアメリカBrian Foxのバックフリップテールウィップ。しかもこのタイトな富士山状のボルケーノセクションで…!!世界には凄いライダーがたくさんいます。
そして最後にブラジルのライダーCauan Madonaのボウルでのダブルテールウィップ。これは昨年6月にドイツで行われたVANS BMX PRO CUPでの1枚ですが、様々な国の、スポンサーもそれぞれ違う多くのライダー達が応援している様子がほっこりします。大きな国際大会を前に、それに付随する大会ではライダーたちは緊張し、国ごとにバチバチしてしまうことも出てきましたが、こういった瞬間がBMXの良さでもあり、無くしてはいけないものに思えますね。
この写真について、常に笑顔で超人気ライダーのメキシコ人KevinPerazaがコメントしてくれているInstagramの投稿も下に載せますのでぜひ見てください。「BMX IS FAMILY」、響きます。色々大変なことがあっても写真撮りに行くのも乗るのも辞められない理由のひとつですね。スノースクートもいつか世界的にこんなシーンに成長してくれることを願わずにいられません。
というわけで今回はテールウィップでした!難易度が高いトリックですがまずは平地で立ったまま回すところからチャレンジしてみましょう!
次回は何にしようかな…また次回をお楽しみに!!