BMXを使って体幹とバランス感覚を鍛えよう。動画で解説!「家の前や車庫でできる」スノースクートスキルアップトレーニング 2
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Jykk Snowscootライダーのガマンタカシです。
今年は各地のスキー場が早々にクローズすることになってしまいましたね。僕の住む青森県も例外ではなく、いつもよりかなり早いシーズン終了となりました。
楽しみにしていた春パークでのライディングができず残念ですが、コレばかりはしょうがないですね。
雪不足から始まったシーズンでしたが、年始は良いパウダースノーからスタート。
なんやかんやで恵まれた環境で滑ることができていることに感謝です。
昨年より数は少なかったですが、レッスンの開催や販売店さんのイベントへもお邪魔し、初めましてのライダーさん、お久しぶりのライダーさんにも沢山お会いできました。
(雪不足のためキャンセルになってしまったスクールやイベントがあったのは本当に残念でしたが、次回を楽しみにしています!)
記録的な小雪でしたが、お会いしたライダーさんとお話ししたり、SNS等で繋がっているライダーさんの投稿を見ていると、みなさんの熱さがいつにも増してとても伝わってきたシーズンだったようにも思います。
みなさんのスノースクートに対する熱量のせいで雪が降らないんじゃないか!?って思うくらい。
自分自身のライディングに関しても、青森に居ることが多いシーズンだったので新しいことにチャレンジしたり、機材のテストもじっくり出来たりと充実していたように思います。
今シーズンお会いした皆様、お世話なった皆様、スポンサーの皆様ありがとうございました!
皆様、体調にはくれぐれもお気をつけて!また笑顔でお会い出来る日を楽しみにしています。
さてさて、外出制限ということで運動不足になりがち。身体が鈍ってしまいます。
という訳で「家の中や車庫でできるスノースクートスキルアップトレーニング動画 その2」を作ってみました。
今回の内容はBMXを使ったトレーニング方法です。今回の内容は家の中だと難しいと思うので、やるとしたら玄関先や車庫かな。
省スペースで体幹を鍛え、バランス感覚を養う事を目的としています。
今回も、動画の下に解説を書いておきますので、見ながらチャレンジしてみてくださいね!
1:WALL STANDING 壁を使うスタンディング
まずは壁にフロントタイヤを当ててバランスを取る練習をします。
(接地点、2点支持から3点支持になることでバランスが取りやすくなります。)
ペダルを踏み込む感じでフロントタイヤを壁にきつく当てるとバランスが取りやすいです。
最終的には次に紹介するスタンディングスティルの習得ができると良いのですが、いきなりやるのは難しいので、初めてチャレンジする方は壁スタンディングからやってみましょう。
2:STANDING STILL スタンディングスティル
文字どおりバランスを取って静止!
まあ静止しているのはとても難しいので、ハンドルを切ってバランス取ったり、ブレーキを解除したり効かせたりしながら微妙に前に進ませたり、腰を引いて後ろに下がったりを繰り返す感じで狭い範囲にとどまるようにします。
慣れてきたら、前後輪を交互にホップさせてバランスを取る方法も練習してみてください。前後ブレーキのついたBMXの場合、ブレーキをしっかりとロックさせて細かくホップします。
膝と足首を上手く使いながら、荷重を前後のタイヤに押し付けたり抜いたりするイメージです。
スノースクートライディングに於いては自分の重心を感じることや、ピッチング方向の荷重移動を上手く使うための動きに役立ちます。
3:FRONT HOP フロントホップ左右、1回転左右
膝、足首、腰の引きを意識するとやり易いと思います。
まずはスタンディングからフロントをまっすぐ上げて、着地。スタンディングをキープします。
慣れて来たら左右にホッピングしてみましょう。
ガムテープ等で目印をつけて、それをホッピングで跨ぐようにすると少し難易度がアップします。
さらに慣れて来たらフロントホップで1回転にチャレンジ。
スノースクートライディングに於いては先行動作を積極的に使いながらも体幹を安定させ、面で雪面を捉えてしっかりと圧をかけるライディングに繋がります。
4:REAR HOP リヤホップ左右
文字どおりリヤタイヤをホッピングします。
フロントブレーキが付いている自転車だと少し簡単です。
これも膝、足首、腰を上手く使いながら、腕を押し込む感じです。
慣れてきたら左右にホッピング。
フロントホップとリヤホップを上手く使うことでスタンディング時にバランスを取りやすくしたり、横方向に移動することもできます。
応用する事で階段も登れますよ。
スノースクートに於いては不整地滑走時に雪面に合わせて強引にリヤから荷重を抜いてターンするような場面で応用が効きます。
やってみると意外と難しく感じると思います。
スノースクートに置き換えて考えると、ソールの面で滑っているということは、とても安定しているとも言えます。
しかし柔かい雪や不整地等、その時々に柔軟に対応するためには雪面の状況を読み、常に変化する重心を感じ、バランスをとることが大事になります。
バランス感覚を養うトレーニングって地味でなかなか大変ですが、焦らずじっくり繰り返すことで身についていくように思います。
なんと言っても冬よりサマーシーズンの方が長いですからね。
1日のうち、10分、いや5分だけでも取り組んでもらえると必ずスノースクートライディングにも効果が出ます。こんな感じで適度に身体を動かしながら来シーズンに向けてイメージを膨らませてみては如何でしょうか?
ちなみにスタンディングだけであればママチャリ、MTB、ロード等、使用する自転車はどれでも構いません。是非チャレンジしてみてください!