Snowscoot滑走時のマナーまとめ|2020-22シーズンもマナーを守って楽しみましょう!
- COLUMN
今シーズンは多くの地域で降雪に恵まれ、楽しんでいるライダーさんも多いかと思います。
楽しいシーズンにするために、ゲレンデでのマナーはしっかり守りましょう!という訳で今回のマガジンは、毎シーズン紹介している「スノースクート滑走時のマナー」についてのまとめです。
スノースクートのマナー1:ゲレンデではリーシュコード・フットストラップを必ずつけましょう
リーシュコード(流れ止め)・フットストラップは必ずつけてリフト乗車、滑走をしましょう。
リーシュコードをつけていないと、転倒時などにスノースクートだけが滑り落ちてしまうことがあります。滑り出したらかなりのスピードになってしまい止められません。他の人に怪我をさせてしまう可能性がありますので、リーシュコードは必ず付けましょう。
また、スノースクートの滑走が許可されているスキー場は、リーシュコード、フットストラップがついていることを前提にリフト乗車が許可されているところがほとんどですので、フットストラップの装着も忘れずに。
スノースクートのマナー2:スノースクート滑走可能ゲレンデ・エリアで楽しみましょう
スノースクートの滑走は国内80%以上のスキー場で許可されており、現在も徐々に解禁されていますが、まだ一部スノースクートで滑走できないスキー場、エリアもあります。スキー場の指示に従い、許可されていないスキー場・エリアでの滑走はしないようにお願いします。
Jykk Snowscootでは、ひとつでも多くのスキー場でスノースクートの滑走が許可されるよう、以前より試乗会や関係者への説明会の開催、デモンストレーションの実施など、状況に合わせて様々な活動をしています。解禁に向けての活動をされているライダーさんは、お手伝いできることがあればご連絡ください。
※このリストは、ジック・ジャパンが独自に調査したものです。規制などは状況により変更される場合がありますので、初めて滑走するスキー場には事前に確認を取ることをおすすめいたします。
※最新状況と異なる部分がありましたらぜひ snowscoot@jykk.com へメールまたはJykk公式SNSアカウントまで情報をお寄せください。確認が出来次第、リストを更新いたします。
スキー場でのマナー1:スキー場の滑走禁止エリアへの立ち入りは絶対にしないようにしましょう
スキー場のゲレンデは、パトロールやスタッフのみなさんにより安全に滑走できるように管理されていますが、ロープや看板などで区切られた滑走禁止エリアには様々な危険が潜んでいます。
滑走禁止エリアに入るとリフト券を没収されてしまうスキー場もあるくらい、コース外での怪我や事故は深刻な問題です。決して立ち入らないようにしてください。
また、バックカントリーを楽しむ際は、ビーコンの装着や事前の情報収集など、しっかりとした準備を行った上で楽しむようにしましょう。
ニセコの「ニセコルール」、Hakuba Valleyの「Safety Tips」、八甲田山の「八甲田ルール」など、安全対策の啓発がしっかり行われている地域もあり、決められたゲートからしかスキー場外にアクセスしてはいけないと定められている場所もあります。
その土地のルールに従い、慣れていない方にはガイドツアー参加を強くおすすめします。
日本雪崩ネットワークさんが「ロープの向こう側」という「管理されていない斜面」に潜む危険についての啓発キャンペーンを行っています。スキー場で見たことがある方もいると思いますが、とてもわかりやすくまとめられているので、ぜひご覧ください。
スキー場でのマナー2:10FISルールを守りましょう
毎シーズンご紹介している「10FIS RULES」。はじめて見る方もいると思いますのでおさらいを。
スキー場での事故を防ぐために FIS (国際スキー連盟))が定める10のルールがあります。事故を未然に防ぐために、ひとりひとりが責任をもって注意して滑るよう、国際スキー連盟によって定められた10のルールです。
1:他の人への思いやりの心を忘れない。
2:無茶な滑り方をしたり スピードを出しすぎない。
3:前の人に危険が及ばないコースを選んで滑る。
4:追い越すときは 前の人に近づきすぎない。
5:合流や滑り出すときは まわりをよく確認する。
6:コースの途中で 立ち止まってはいけない。
7:コースを歩くときは 真ん中を歩かない。
8:コースに立っている標識や標示を必ず守る。
9:事故が起きたときは すぐに救護活動を行う。
10:事故が起きたときは 必ず連絡先を交換する。
全国スキー安全対策協議会のウェブサイトにある、スキー場での行動規則、全国統一スキー場標識マーク、スノースポーツ安全基準もぜひあわせてチェックしてください。
ゲレンデにおいて、スノースクートはまだまだ少数派。マナーを守らないとスキーヤー・スノーボーダーに比べてかなり目立ってしまいます。ひとりのライダーの「ちょっとくらい良いよね」が、そのスキー場をスノースクート滑走可能にした多くのライダーさんの努力を水の泡にする可能性もある、ということも考えて、モラルのある行動をしていきたいですね。
そして何より、楽しいはずのシーズンが、マナーを守らなかったことによる怪我や事故で終わることのないよう、気をつけて楽しんでいきましょう!