ポジティブマインドで汗を流そう。動画で解説!「家の中や車庫でできる」スノースクートスキルアップトレーニング
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Jykk Snowscootライダーのガマンタカシです。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛が要請されている地域もあり、残り少ないウインターシーズンをギリギリまで楽しむことが難しくなってきています。
このような状況の中ですが、ゲレンデへ出かけなくてもOKの 「家の中や車庫でできるスノースクートスキルアップトレーニング」動画を作ってみました!
動画の内容は僕がスノースクートを始めた頃からシーズン前に実際に行っていたトレーニング方法です。最近はめっきりやらなくなってしまいましたが…久しぶりにやったら良い汗かきますね!
ホップしたりする動きは車庫などでないと厳しいかとは思いますが、できそうなものがあればぜひチャレンジしてみてください!
床には使い古した毛布やカーペットを敷いて行います。少しだけ “滑る” 感じがベターですよ!
動画の下に解説も書いておきます。
テールプレス
大事なのは “テールプレス” だということ。俗に言う ”マニュアル” とは違うスキルになります。
フロントを上げる意識はあまり強くせず、リヤボードのテールをプレスする(上から圧をかけるように)意識です。
リヤのトラクション、リヤボードの撓りをコントロールするために必要な身体の使い方を覚えます。
フロントホップ
テールプレスの要領でフロントを上げます。
腕の筋力で上げるのではなく、身体を大きく使い、腰で引き上げるイメージです。
スノースクートを前に滑らせるような動き、パンピングをイメージするとやり易いです。
ロッキンチェアーのイメージと言えば少し分かり易いでしょうか?
それが出来たら、テールプレスを感じながら左右にフロントボードを移動させてみます。
リヤボードのフレックスはもちろん、身体をどのように使ったらトーション(捻じれ)がどんな感じになるのか、テールの接地感がどう変化するのかを感じることが大事です。
リヤホップ
身体を大きく使い、フロント支点にリヤボードを引き上げます。
加重抜重をしっかり意識します。
それが出来たら左右にリヤボードを振り、移動させてみます。
慣れてきたらテールプレスから連動させてリヤを浮かせるようにするのもバリエーションとして覚えるとベターです。
ガムテープ等で印を付け、それを目標物とすることで難易度を上げることが出来ます。
狙ったところに頭と身体を使い、“置きに行く” 。
ここにボードを置きたい=あそこを滑りたい
実際にゲレンデで滑るときにラインをイメージすると滑りやすいのですが、狙った通りに滑るためにはしっかりとしたボードコントロールが必要になります。
『停まっていて出来ないことは滑りながら出来ない』以前はこんな風に考えながら練習していましたよ。
テールプレス、フロントホップ、リヤホップを組み合わせて横移動のバリエーションを練習します。
コツはパンピングの動きもしっかりと意識することで(毛布の上でボードが少し滑ります)スムーズに動きが連動するようにイメージします。
上手くなってくるとリヤボードの反発を使いながらバニーホップのような動きで横移動が出来るようになります。
この練習方法は、「できる、できない」ではなく、出来るようになるための身体の使い方やボードの動き、それによって起こる荷重の変化などを自分自身で感じ、考えることが最重要になります。
一見すると何かトリックのための練習方法に見えるかもれませんが、しっかりとボードの性能を引き出し、メリハリを効かせ安定した滑りをするために僕が行ってきた練習方法です。
このような状況下ですが、自宅で退屈しているスノースクートライダーのみなさん、お気に入りの曲をかけながらポジティブマインドで汗を流してみるのは如何でしょうか?
P.S.
Jykkライダーのコウタ君が数日青森に滞在し一緒に撮影していました。
「バースピンの練習方法」も撮ったので是非そちらもチェックしてくださいね!